昨年、龍眠庵のご住職と師弟関係にある霊源院のご住職より、新たなお墓の企画の依頼がありました。
龍眠庵の墓地の周囲は、木々に囲まれていてとても静かな雰囲気でしたが、日陰になっていて大量の落ち葉やドングリが落ちていました。
龍眠庵のご住職は高齢ながら、毎日墓地の清掃をされていますが、追いつかない感じでした。
このような環境を活かしながら、改善すべきところは改善していただく方向で樹木葬の企画がスタートしました。
下水管の移動や水道の増設、造園屋さんの作業など、準備には半年以上の時間が必要でした。
龍眠庵の樹木葬は「また逢いに行きたくなるお墓」をテーマに設計をさせていただきました。
個々のお墓の周囲には草花を植えましたので、四季を通じて景観の変化をご覧いただけると思います。
また、以前より交流のある彫刻屋さんにお願いして表情豊かなお地蔵さまをお願いしました。
家族でのお墓参りを考えた時に、一番大切にしたかったのは「小さなお子さんが楽しくお参りできること」でした。
企画をさせていただくにあたって、お墓は怖いというイメージをなくし「明るい気持ちで先祖に手を合わしていただくことはできないか?」を、ずっと考えていました。
更に、両親がお子さんに対して「供養をする気持ちと、感謝の気持ちを教えてあげる場をお寺として提供できないか?」ということも考えていました。
核家族が一般的になった時代でのお墓参りを考えて「京都駅からも一駅の場所にある立地・お参りするたびに景観を変える樹木葬・表情豊かな可愛いお地蔵さま」を活かし、小さなお子さんも「また逢いに行きたくなるお墓」として、龍眠庵の樹木葬を提案させていただきます。
樹木葬は、永代供養料を追加していただくことで家族代々での使用も可能です。
最後の人がまいそうされてから30年後に、埋葬された方々の各自の遺骨の一部とお地蔵さまを境内に移してご供養させていただきます。
その他の遺骨は、樹木葬区画隣接の合祀供養塔に合葬させていただきます。
使用の延長を希望の方には、延長手続きもご用意しています。
東福寺塔頭龍眠庵が、いつまでもご供養するお墓として、新たな樹木葬墓地「四十一菩薩」をしょうかいさせていただきました。
京都市南区西九条蔵王町11