先日のブログにも書きましたが、月曜日に同じお寺の境内墓地の違う場所にお墓の移設工事をいたしました。
2日経ちましたので、再チェックに行ってきました。
建墓されてから40数年が経ったお墓ですが、お施主様は小まめに掃除をされていたようで、とてもきれいなお墓です。
石種は愛媛県産の大島石ですが、「流石は大島石!」という感じで、ほとんど経年変化していません。
ただ、水塔婆が当たっていた場所だけは、金属のシミのような跡がついていました。
移転工事の際に、ご親戚の方が工事の状況を見に来られていました。
工事の前日の、お墓に掘られた文字の中だけ掃除しておいたのですが、キレイになっているのを見て驚かれていたと先日のブログで書きました。
その時に、割り箸を使って簡単にできる掃除方法を説明させていただきました。
今日は、他の件もあって電話をさせていただきましたが、あれから早速ご実家のお墓石の掃除に行かれたそうです。
今まではお墓の文字の中の掃除がうまくいかなかったそうですが、文字の中が見違えるようにキレイになったと、とても喜んでおられました。
歯ブラシで文字を掃除をしている顔見知りの人を拝見しますと、注意と説明をさせていただいております。
過去に2件だけですが、折れてしまった文字の部分の石の接着を依頼されたことがあります。
特に正面文字「〇〇家之墓」の「家」の左側の下にはねている2本の幅の狭い部分などでの歯ブラシの使用はくれぐれもご注意ください。
よく出入りをさせていただいている墓地では、文字の中を割り箸で掃除している人をよく見かけるようになりました。
昼食はマイ箸を使いますので、お彼岸やお盆の前には、コンビニ弁当を買った際にもらう割り箸を貯めておいて、削ったものを墓地に補充しています。
太い文字は、先が丸い方が掃除しやすいため、細い文字から始めるとよいと思います。
丸くなったらコンクリートに擦り付けて削ると、また尖ります。
半年くらいでなくなりますので、皆さん使っていただいているようです。
有限会社 オフィス石太郎の店長ブログ
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