本日は、京都市東山区にある東福寺霊源院の永代供養墓へご納骨がございました。
天候にも恵まれて暖かな日の中、ご家族で皆さんでご納骨にお越しでした。
コロナの影響で、法事やご納骨にはご家族だけでお越しの方が増えています。
京都では、今月から緊急事態宣言が解除されましたので、これからは延期されていた方々のご納骨が増えるのではないかと思います。
霊源院では供花の予約が可能ですので、本日予約された分のお花が冷蔵庫に届いていました。
関西では、ご遺骨をツボから袋に移し替えてからお墓への納骨が一般的です。
ただし、関西でも地域によっては、ご納骨のルールは様々だと思いますので、骨壺のままお墓に入れるところもあるかも知れません。
本日のお客様は、納骨袋を手作りされていました。
袋の口を巾着にしていただき編目の細かい厚手の生地で、お骨の粉が漏れることもなく、とても使いやすくて助かりました。
袋に入ったお父さんのご遺骨を、長男さんにお墓に納骨していただきました。
ご納骨の法要の後は、お墓に水をかけていただくことが多いのですが、小学生のお孫さんはお墓の上まで柄杓が届きませんでした。
仕事柄、沢山のお客様のご納骨の立ち合いをさせていただきます。
13年前に赤ちゃんだった子供が、今ではお母さんとあまり変わらない感じに大きくなってお参りにきているご家族のことを思い出しました。
目の前で水をかけている男の子も、「あと数年経つとお墓の上に水を掛けられるようになるんだろうな」と、思いながらお参りされている姿を眺めていました。
私がまだ若かった頃に、とあるご住職に「なぜ?お墓に水をかけるんですか?」と聞いたことがあります。
そのご住職からは、「土に還ってくださいね、という気持ちで水をかけてあげれば良いんじゃないですか」と教えていただきました。
とてもシンプルで良い答えだなと思い、お客様に尋ねられた時は、この時教わったことをお話しています。
霊源院では、毎年9月の秋彼岸にご納骨をされた方々の合同法要を行っています。
本日のお客様は、永代供養墓へのご納骨でしたので、今後は毎年法要の案内がお寺から届きます。
参加につきましては自由です。
毎年のことですので、あまり窮屈に捉えていただかなくても良いと思います。
ご都合が宜しければ、ご参加ください。
本日ご納骨の皆様、お疲れさまでした。
皆様お元気で、今後は楽しくお墓参りをいただければ幸いです。
京都市南区西九条蔵王町11