個人墓を代々使用可能な合祀墓へ改修
正面に「お一人だけの名前が刻まれた」個人墓でしたが、一番上の石(棹石)のみを新調し、そこに「〇家之墓」と彫刻する事で、代々使えるお墓に改修させていただきました。
墓石に一度文字を掘ってしまいますと掘り直しが出来ません。
そこで棹石(一番上の石)は、二段目より下の台座に使用されている石と似た色合いの石を選んで交換し新しく文字を彫刻しました。
改修工事の際には、ご納骨をしやすいように、新たに納骨棺も追加させていただきました。
納骨棺を追加しました際に、今後の事を考えて花立の間に置かれた家紋彫刻が施された香炉を動かすだけで、ご納骨できるようにしました。
巻石(隣家との境界石)は、墓石と同じように御影石で作る場合が多いのですが、元々そこにあった自然石を並べて巻石にしました。
雨降りで土がハネると、すぐに墓石が汚れてしまいますので、墓石周辺のみコンクリート張りにさせていただきました。
墓地は山間の樹木が茂る場所にあります。
日当たりの関係でどうしても石に赤黒いコケが着きやすくなります。
二段目より下の石に付着した赤黒いコケは、市販のシリコンゴム製のお墓の掃除道具を使い除去しましたら、大変綺麗になりました。
京都市南区西九条蔵王町11