京都市南区にある格安墓石店オフィス石太郎の店長ブログです。
京都市内のお寺さんと、宇治市内のお寺さんで永代供養の樹木葬墓地を企画しています。
それぞれのお寺の特徴や、ご住職の人柄を考慮して企画を進めています。
先日もブログで紹介しましたが、弊社では関西霊園情報局というお墓の紹介サイトを運営しています。
サイトを通じて石材店各社とも良いご縁をいただき、日々情報交換をしています。
今月に入り、2カ所の霊園で樹木葬墓地がオープンしました。
取材をさせていただいたり、資料を送っていただいたりいたしましたが、公園墓地のような広い敷地での樹木葬は見栄えいたします。
中でも、和歌山県にある五色台メモリアルパークの『森の墓園 語らいの小径』は、霊園内に小さな森を造りました。
木々の成長と共に墓所全体が変化していく『自然』な環境を提供しようとしています。
墓標として使う石は、伊達冠石(だてかんむりいし)という宮城県で採れる拘りの石を使っています。
永代供養樹木葬エリアオープン後は、ご来園の方も多く、すでにご成約をいただいているそうです。
まだ現地を訪れておりませんが、いただいた沢山の写真を拝見いたしますと、「こんな感じのお墓だったらいいな」と思ってしまいました。
五色台メモリアルパーク現地スタッフの方とは、色々と意見交換をさせていただき、とても勉強になりました。
和歌山県に本格的な樹木葬墓地ができましたので、ご検討中の方は『一見の価値あり』だと思います。
京都の墓石店
オフィス石太郎の店長ブログ
当社は京都市南区にある墓石店ですが、他の石材店さんの宣伝もやっております。
具体的には、インターネットのサイトを通じて、他の石材店さんが募集をしている霊園の紹介をしています。
関西霊園情報局という霊園検索サイトの運営をしていますが、始めた頃は完全なボランティアでした。
石材店に勤めていて懇意にしている営業マン2名を応援するつもりで霊園紹介のホームページを作りました。
当時は、霊園紹介サイトが一つしかなかったので、サイトの開設と同時に想定外の数の問い合わせをいただきました。
このことがきっかけとなり、石材店さんやお寺さんとの提携をさせていただき現在に至っています。
今日は、株式会社須藤石材さんが管理をしている京都府宇治市の宇治霊園に行ってきました。
所長のYさんとは、古い知り合いですが、久々にお話をさせていただきました。
宇治霊園は、昔は凄まじい人気を誇る霊園でしたが、昔ほどではないものの現在も好調にお申し込みをいただかれているそうです。
3月19日(金)より「永代供養の樹木葬」エリアがオープンしますので、その取材をさせていただきました。
写真の右側の白い棚に乗っている黒い石のプレートは、Aタイプ・Bタイプのプレート型墓石です。
宇治霊園の樹木葬は、区画の周りをアセビの木が囲い、区画内には小型の墓所が並ぶ集合墓スタイルを採用しました。
このタイプの樹木葬は、街中の寺院や公園墓地に多く「都市型樹木葬」などと呼ばれています。
A,Bタイプの他に合祀墓もございます。
全区画永代供養付で、正月・春秋彼岸・お盆の年4回、霊園管理者の寺院ある「大本山黄檗宗塔頭 緑樹院」が合同供養をされます。
所長のYさんは、明日のオープンに向けて「胃が痛いですわ~」と仰っていましたが、長く墓石業界におられて経験豊富な人ですので、安心して「永代供養」や「郷里のお墓の改葬」などのご相談をしていただけます。
宇治市・城陽市・京都市伏見区近郊で、永代供養のお墓をお探しの方は、この機会に宇治霊園の永代供養樹木葬を是非ご検討ください。
塔婆立ての古い金具が腐食して折れていましたので、ステンレス製の金具を作っていただき交換しました。
このお客様の金具は真鍮のような色でした。
昔からある共同墓地などに行きますと、まっ茶に錆びて痩せた金具をよく拝見いたします。
年代物の塔婆立ては、石の柱まで茶色く染まっていたりします。
鉄の金具は、ボルト止めになっていない場合が多く、交換の際には柱を据えなおす必要があります。
最近は、ほとんどステンレスの金具ですので、鉄に比べていつまでも長くご使用いただけます。
東福寺霊源院墓地に建つ永代供養墓で、ご納骨の立ち合いをさせていただきました。
ご納骨のお客様は、生前にご夫婦で見学にお越しになられて永代供養墓をお求めいただきました。
打ち合わせの中で、末期がんという事をお聞きいたしましたが、約2ヶ月が経ち完成したお墓をご覧いただきました際には、ずいぶん憔悴されている感じが致しました。
お亡くなりになられたご主人は、とてもスマートな感じで紳士的な応対をされる素敵な方でした。
影響を受けた私は、少しでも真似をしようと、一度考えてから行動しようと心がけるようになりましたが、育ちは急に変えることができない感じです。
ご納骨の際には、骨壺から袋にご遺骨を移し替えいたします。
どなた様も、事務的な感じを装いながら淡々とお骨を移し替えさせていただきますが、脆くなったお骨に触れた際には「安らかにお眠りください」という気持ちでいっぱいでした。
亀岡市内の墓地にお墓を建てさせていただきました
亀岡市の上矢田墓地に墓石の工事で行ってきました。
当店は京都駅からも近い便利な場所にあるのですが、駐車場がありません。
近所にも駐車場がないため、いつもバイクで移動をしています。
墓石工事の日は朝が早いのですが、京都縦貫道を走行中は寒くて指先が痛かったです。
今回は木碑(木のお墓)から石碑への建て替え工事です。
まだ土葬だった時代には、すぐに墓石を建てることができませんでした。
その時代の名残もあり、最近でも7回忌くらいまでは木のお墓を建ててお参りをされる方もおられます。
石碑を建てさせていただきましたが、スッキリした感じになりました。
工事が完了後に、亀岡市にあるメモリアルパーク亀山霊苑にいってきました。
当社は霊園の紹介サイト「関西霊園情報局」を運営していますが、今回は亀山霊苑に新しくできた合祀墓の取材です。
霊苑に到着しましたら、霊園のオーナーさんがおられました。
社長さんだったご主人が亡くなられた以降に、奥様が引き継いで霊苑を守っておられます。
あまりお会いする機会はございませんが、お知り合いになってから20年以上になります。
「知り合いの方が、どんどん退職していくので寂しいですね」とか世間話をさせていただきました。
こちらが、新しくできた永代供養の合祀墓です。
永代供養のご納骨は8万円とのことでした。
希望により墓誌には黒御影石のネームプレートを付けていただくこともできます。
ネームプレートは16,500円(税込)です。
生前にご予約をされた方も3件おられるそうですが、生前予約の方は名前を刻んだプレートを持ち帰って自宅で保管していただくそうです。
合祀墓て前に並んでいるお墓は永代供養墓です。
永代供養墓は個別に納骨していただけるお墓になります。
永代供養地区は芝生墓地ですので、洋型のお墓がよく合っています。
久しぶりにお会いして、色々とお話をさせていただきました。
ホームページのリニューアルに伴い、以前建てさせていただきましたお墓の写真を写しに行ってきました。
墓前で合掌しながら、ご契約当時のことを思い出していました。
お施主様は、お亡くなりになったお父さんが残した文章の彫刻をご希望でした。
お勤めされていた会社の社内文集に投稿された文章との事で、直筆の原稿を印刷したような感じだったと思います。
後輩たちを励ましているような、若い方を勇気づけるために書かれたと思う文章です。
お施主さんはとても若い方で、ご来店の際は、お墓の資料と思われるものをファイルに沢山お持ちで、よく勉強をされていました。
墓地の寸法などをお聞きした後に、石のことや形のことではなく、最初に彫刻をする文字のことをお聞きしました。
そこで、文集を拝見したのですが、もしもデザイン先行で進めていたら失敗してしまうケースでした。
実は、後にも先にも文章を彫刻する前提でデザインをするのは初めてでした。
どうしてもお墓らしくなくなってしまいそうな先入観がありました。
失敗は許されませんので、まずは安全策として正面文字のおおまかな原稿を作り、縦横比を考えていました。
墓石店としては、奇をてらうような形のお墓は、後々飽きてしまいそうで好みではありません。
ドッシリした感じで飽きのこない・・・と考えている時に、テレビが目に入りました。
ほとんどの人が見慣れている形のため、安定感を感じるバランスです。
大筋は、テレビのようなバランスで進めることにいたしました。
後日談として、このことをお施主さんにお話をしたところ、亡くなられたお父さんはテレビの製作(設計?)に携わっておられたようで、とても喜んでおられました。
お父さんは、巻石までをお元気な間に造っておかれたのですが、どうしても洋型の墓石には似合いません。
全部新品に交換するのはたやすいのですが、せっかく造っておいた巻石代がパーになるばかりか、解体・撤去・処分費まで上乗せされてしまいます。
「将来、ここにお墓をたてよう!」とせっかく造った巻石のはずでしたが、結果として「造っておくんじゃなかった」というのも、お父さんが可哀想な気がして、何だか切ない気分になりました。
そこで、お施主さんに気持ちをお伝えして、和風デザインの階段回りだけは外して処分し、その他のほとんどの部分はそのまま使うことになりました。
巻石は、親子が共同製作という感じで進めさせていただきました。
黒っぽい石の下にあるのがお父さんの巻石です。(手前のコケが生えているのは隣家の巻石)
お父さんの巻石は、あまり目立たない感じで恐縮しますが、白と黒のコントラストはおかしくなくて、とても納まり良い感じになった思います。
ご納骨当日は、お墓を開けたりお手伝いをさせていただくのですが、勤めておられた会社の人らしき方々が大勢お越しでした。
お施主様から、事前に「このお墓を造った墓石店さんからの挨拶をお願いできませんか」とお話をいただきましたが、そんなことやったことないので丁重に辞退させていただきました。
こちらのお墓は、とても思い出深いデザイン墓石です。
本日は、京都市東山区にある東福寺霊源院の永代供養墓へご納骨がございました。
天候にも恵まれて暖かな日の中、ご家族で皆さんでご納骨にお越しでした。
コロナの影響で、法事やご納骨にはご家族だけでお越しの方が増えています。
京都では、今月から緊急事態宣言が解除されましたので、これからは延期されていた方々のご納骨が増えるのではないかと思います。
霊源院では供花の予約が可能ですので、本日予約された分のお花が冷蔵庫に届いていました。
関西では、ご遺骨をツボから袋に移し替えてからお墓への納骨が一般的です。
ただし、関西でも地域によっては、ご納骨のルールは様々だと思いますので、骨壺のままお墓に入れるところもあるかも知れません。
本日のお客様は、納骨袋を手作りされていました。
袋の口を巾着にしていただき編目の細かい厚手の生地で、お骨の粉が漏れることもなく、とても使いやすくて助かりました。
袋に入ったお父さんのご遺骨を、長男さんにお墓に納骨していただきました。
ご納骨の法要の後は、お墓に水をかけていただくことが多いのですが、小学生のお孫さんはお墓の上まで柄杓が届きませんでした。
仕事柄、沢山のお客様のご納骨の立ち合いをさせていただきます。
13年前に赤ちゃんだった子供が、今ではお母さんとあまり変わらない感じに大きくなってお参りにきているご家族のことを思い出しました。
目の前で水をかけている男の子も、「あと数年経つとお墓の上に水を掛けられるようになるんだろうな」と、思いながらお参りされている姿を眺めていました。
私がまだ若かった頃に、とあるご住職に「なぜ?お墓に水をかけるんですか?」と聞いたことがあります。
そのご住職からは、「土に還ってくださいね、という気持ちで水をかけてあげれば良いんじゃないですか」と教えていただきました。
とてもシンプルで良い答えだなと思い、お客様に尋ねられた時は、この時教わったことをお話しています。
霊源院では、毎年9月の秋彼岸にご納骨をされた方々の合同法要を行っています。
本日のお客様は、永代供養墓へのご納骨でしたので、今後は毎年法要の案内がお寺から届きます。
参加につきましては自由です。
毎年のことですので、あまり窮屈に捉えていただかなくても良いと思います。
ご都合が宜しければ、ご参加ください。
本日ご納骨の皆様、お疲れさまでした。
皆様お元気で、今後は楽しくお墓参りをいただければ幸いです。
京都市南区西九条蔵王町11